おはこんハロチャオー! あまたです。
このページでは、
構築解説:スタンパ 編
と題して解説していきます。
組み方から、どんな人にオススメか、相手にするときの対策などについて徹底解説します。
スタンパは強い「軸」を構築に組み込むことが多いです。
この「軸」を見つけ出すことがスタンパひいてはポケモンバトルで勝つために最も重要です。
軸を見つけられる人、その軸を強く扱える人にこそスタンパはオススメできます。
「軸」を見つけるのはむずかしいので、最初は構築記事から作り方を学び、レンタルパーティで使い方を学んでみましょう。
また、スタンパは決められた動きをするというよりも、柔軟な動きで戦っていく構築です。
1戦1戦、1ターン1ターンを臨機応変に対応していくような戦い方が好きな人にも合っている構築だといえます。
スタンパとは?|
スタンパとは、スタンダードパーティのことです。
対面構築・サイクル構築・展開構築の良いとこどりをしたような構築といえます。
「攻め」も「受け」も両立できるのが特徴です。
対面性能・受け性能・崩し性能・サイクル性能をもっているポケモンが選ばれやすく、600族のような有名で強力なポケモンが使われる傾向にあります。
画像引用:https://zukan.pokemon.co.jp/
※崩し性能:受けポケモンに対して”積み技”や”火力UPアイテム”で受けを崩す性能のこと
受け要員として「クッション枠」とよばれるポケモンも1~2体採用されやすく、ステルスロックなどをばらまく「起点要員」も入っていることがあります。
まさに3種類の構築の良いとこどりをしています。
逆にいえば中途半端になりやすいとも言えます。
上手く組まなければ構築単位の強さが劣ってしまい、どんなパーティにも勝てなくなってしまいます。
強み|相手を選ばない
- 相手を選ばず戦える
相手を選ばず戦える
対面チックな相手にはサイクルを回しながら、
サイクルチックな相手には崩し性能をもって、
展開してきそうなら対面的に押し切って戦うことができます。
様々な相手に対して柔軟に対応し、不利を取らずにバトルを進められます。
実際、上位に入っている構築はスタンパが多い傾向にあります。
弱み|むずかしい
- 扱うのがむずかしい
扱うのがむずかしい
とにかく扱うことがむずかしいです。
- 選出時に相手のパーティを見てどんな構築かを見極める必要がある
- 自分に対して選出されるポケモンを見極める必要がある
- 適切なポケモンを選出する
- バトル中に読みあいが発生する
スタンパは、サイクル構築ほどはないにしろプレイングを要求される構築です。
展開構築のように入念な場の整備もしないので、1体のポケモンで全抜きするようなパワーも少ないです。
自身のパーティの理解度や構築力が低いと瞬殺されるような場面があります。
スタンパを使う場合は、常に構築の完成度を高めながらプレイングミスを減らすように意識しなければなりません。
スタンパの組み方
スタンパはポケモン同士の相性補完を考えて組んでいきます。
どちらかといえばサイクル構築の組み方がもっとも近いです。
ただし、スタンパは常に有利対面を作るように交代するわけではないのがサイクル構築との違いです。
- 受けの相性補完 → サイクル構築
- 攻めの相性補完+最低限の受け → スタンパ
ポケモン同士の相性補完ってなんぞや?
っとなるかと思いますので、1つ例を出してみます。
パラドックスが解禁されたS3では「セグカミラッシャ」という並びが流行りました。
この並びは相性補完が非常にとれています。
- どんな攻撃も1度は耐えて先制技で行動保証もあるセグレイブ
- 特殊高火力を環境3番目の速さから繰り出せるハバタクカミ
- 物理も特殊も受けることができ欠伸で対面操作のできるクッション枠のヘイラッシャ
攻めの相性補完としては「こおり+じめん」と「フェアリー+ゴースト」の驚きの技範囲となっています。
これらを上手く受け流すのは読み合いに勝つ必要もあり難しいです。
一方で受けのタイプ相性はそこまで嚙み合っているわけではありません。
しかし、「ヘイラッシャ」という数値受けできるクッション役が受けを成立させています。
特に 「ヘイラッシャ」 は「あくび」によって相手のサイクルを回すことができます。
これによって出てくる相手によって 「セグレイブ」 か 「ハバタクカミ」 の有利対面を作れるのが非常に優秀です。
あとは有利対面から数的有利をとって相手を崩していきます。
ポケモン同士の相性補完はタイプ相性とは違い「ポケモンの性能による相性」だといえます。
スタンパでは「ポケモンの性能による相性」を考えて強い並びを見つけ、見つけた並びを「軸」とします。
「軸」が決まれば、軸では勝てない相手への対策(補完枠)を構築に組み込み完成です。
軸の決め方(例あり)
「軸の決め方」が1番むずかしいです。
軸が見つかるかどうかで最終順位も決まりますし、さらに軸が強いかどうかでも最終順位が決まります。
軸の条件は「多くのポケモンに勝てる」ことです。
この「多くの」の範囲が広ければ広いほど勝ちやすく、狭ければ狭いほど負けます。
軸となる並びを見つけるためには「1匹目の強いポケモン」を見つけて相性補完を考えていきましょう。
その1匹目を見つけるのが大変なんですよね…(笑)
対戦を繰り返して使用感の良かったポケモンを構築の組み始めにしてみてはどうでしょうか。
強者の「軸」の例
S3にスタンパで上位をとっている人の構築を3つピックアップしました。
並び・技構成など・構築記事リンクをまとめております。
詳しくはそれぞれのリンク先にてご確認ください。
S3【最終1位&11位】ハバタクカミ+テツノカイナ+キョジオーン
↑構築記事元:ミルク@miruku_64様
↑構築記事元:じゃすぽけ@Juspoke0817様
ハバタクカミ@こだわりスカーフ
- 性格:ひかえめ
- 努力値:H148 B156 C196 D4 S4
- 特性:こだいかっせい
- 技:ムーンフォース・シャドーボール・パワージェム・ほろびのうた
- テラスタイプ:フェアリー
テツノカイナ@とつげきチョッキ
- 性格:いじっぱり
- 努力値:A252 D204 S52
- 特性:クォークチャージ
- 技:ワイルドボルト・ドレインパンチ・じしん・ボルトチェンジ
- テラスタイプ:じめん
キョジオーン@たべのこし
- 性格:わんぱく
- 努力値:H252 A4 B4 D236 S12
- 特性:きよめのしお
- 技:しおづけ・じしん・まもる・じこさいせい
- テラスタイプ:みず
S3【最終3位】セグレイブ+ハバタクカミ+カイリュー
構築記事元:みや@Snorlax_poke38様
セグレイブ@きあいのタスキ
- 性格:いじっぱり
- 努力値:H4 A252 S252
- 特性:ねつこうかん
- 技:つららばり・きょけんとつげき・こおりのつぶて・つるぎのまい
- テラスタイプ:こおり
ハバタクカミ@ブーストエナジー
- 性格:おくびょう
- 努力値:H132 B252 C100 D4 S20
- 特性:こだいかっせい
- 技:ムーンフォース・シャドーボール・マジカルフレイム・ほろびのうた
- テラスタイプ:ノーマル
カイリュー@ラムのみ
- 性格:いじっぱり
- 努力値:H148 A252 S108
- 特性:マルチスケイル
- 技:しんそく・じしん・りゅうのまい・はねやすめ
- テラスタイプ:ノーマル
S3【最終5位】ニンフィア+テツノドクガ+@1
構築記事元:つねもり@tsunemori_poke様
ニンフィア@たべのこし
- 性格:ずぶとい
- 努力値:H252 B252 C4
- 特性:フェアリースキン
- 技:ハイパーボイス・まもる・あくび・ねがいごと
- テラスタイプ:ほのお
テツノドクガ@こだわりメガネ
- 性格:おくびょう
- 努力値:B4 C252 S252
- 特性:クォークチャージ
- 技:オーバーヒート・ほのおのまい・ヘドロウェーブ・エナジーボール
- テラスタイプ:くさ
どんな人にオススメか|1戦ごとに戦い方を変えたい人向け
スタンパはいろんな戦い方をしたい人にオススメです。
対面構築はひたすら殴る、サイクル構築はチャンスを待つ、展開構築は起点を作る、と3種3様ですがやることは決まっていることが多いです。
一方でスタンパは相手によってポケモンの動かし方を変化させます。
時には対面チックに、時にはサイクルを回わして、時には積んで、と飽きの来ない戦い方をします。
それゆえに強く、それゆえに難しい。
ポケモンバトルの多くの要素に触れながら楽しみたい方にオススメの構築です。
また、スタンパは最終1桁をとっていることが多いです。
強くなりたいのであれば、スタンパには触れるべきともいえます。
どんな構築なのか、実際に触って対策方法を考えるのも良いでしょう。
スタンパの対策
はっきり言って対策らしい対策はありません。
スタンパには決まった型が存在していないので、スタンパとして対策することができません。
しかしスタンパにも流行りがあるので、流行りの型については対策可能です。
ちなみに1種類のスタンパ(並び)への対策をしすぎてしまえば他への対応がむずかしくなるので、過度な尖った対策はオススメできません。
こちらもスタンパを用意して、相手のパーティを見て臨機応変に選出できるようにするのが良いです。
~あまりオススメしない対策~
スタンパを相手にした場合、相手はこちらのパーティを見て選出を対応してきます。
では、意表をつけるような「偽装構築」であれば相手のプランを崩せるのではないしょうか?
成功するときもあるでしょう…
しかし、偽装構築は本来のポケモンの性能を引き出しきれない場合が多いです。
例)特殊ガブリアス アタッカードオー など(使用されていましたら申し訳ございません)
勝ちが安定しなかったり、そもそも勝てないこともあるので、あまりオススメはしません。
逆に、そのような発想から輝かしい成績を出すポケモンを生み出せられるのが、ポケモン対戦の面白いところでもあります!!
まとめ
このページでは「スタンパ」について解説していきました。
- 臨機応変に戦う構築
- 相手を選ばない
- 構築作成・プレイングがむずかしい
- 強い「軸」を元に組む
- 対策:流行りの並びに負けないようにする
スタンパは作るのも使うのもむずかしい反面、とても強い構築です。
まずは自分で構築を作るのではなく、強い人のレンタルパーティでスタンパの使い方に触れてみましょう。
一度勝ち方を知ればそこからあなたに合ったスタンパを作れるようになるでしょう!
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それではまた別のページで会いましょう!
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