おはこんハロチャオー! あまたです。
このページでは、
構築解説:対面構築 編
と題して解説していきます。
組み方から、どんな人におすすめか、相手をするときの対策などについて徹底解説します。
対面構築は初心者さんにもオススメできる構築です。
~オススメの理由~
- 努力値の配分が比較的簡単
- 強さがわかりやすいポケモンを使う
- 構築自体の強み弱みがはっきりしている
- 対戦に慣れしやすい
対面構築とは?|1vs1のタイマン性能が高い構築
対面構築は、交代をあまり使わない「1vs1のタイマンで勝つ」ことに重きを置いた構築です。
どちらかといえば「攻め」寄りな構築です。
採用されるポケモンの特徴として「対面性能の高いポケモン」があげられます。
強み|シンプルなプレイングで押し切っていく
- 複雑なプレイ・育成を求められない
- 数的有利で一気に勝ちやすくなる
複雑なプレイ・育成を求められない
基本的には目の前の相手への高打点or裏のポケモンにも一貫する高打点で攻撃します。
自分自身は交代しないので、バトル中の行動がシンプルであり「釣り交換」のような複雑なプレイを要求されません。
※釣り交換:相手の交代に合わせて、自分は相手の交代先に有利なポケモンに交代すること
目の前の相手に対して強い技を打つだけなので初心者向きでもあります。
高速アタッカーを主に使用するので、努力値調整も特に不要です。
AS252またはCS252振りがメインとなります。
数的有利で一気に勝ちやすくなる
目の前の相手を倒して数的有利をとれば、それだけで勝ちが見えてきます。
※数的有利:自分の残り手持ち数 > 相手の残り手持ち数 ⇔ 数的不利
残りの相手に対しても高火力技で負荷をかけていくので、相手は受けきれなくなりサイクル崩壊するからです。
※サイクル崩壊:有利なポケモンで受けていたが、被ダメージが大きくなり受けきれなくなること
弱み|選出がむずかしい
- 選出がむずかしい
- 切らされるテラスタルをしがち
選出がむずかしい
対面構築では、数的有利をとることが非常に大切です。
だからこそ初手をだれにするかが重要となります。
相手のパーティをみて有利をとりやすいポケモンを選出しなければ勝てません。
選出時点で勝敗の7~8割が決定してしまうほどの重要性があるので、対面構築は選出がむずかしいです。
切らされるテラスタルをしがち
対面構築では不利対面をとった際に、数的不利をとらないようにテラスタルでタイプを変えることで強引に不利対面を突破します。
テラスタルは切りたいタイミングで使うのが強いと言われています。
不利対面をとったときの強要されるその場しのぎのテラスタルをさせられやすいのは、対面構築の欠点だといえます。
対面構築の組み方
対面構築では対面性能の高いポケモンを6体選んで、すばやさとパワーで押していくスタイルをとります。
~対面性能の高いポケモン~
●行動保証があり、多くのポケモンに対して打点があるポケモンのこと
画像引用:https://zukan.pokemon.co.jp/
※行動保証:最低でも1回は行動できる状態のこと
きあいのタスキ・ばけのかわ・こだわりスカーフ・先制技・とつげきチョッキetc…
ただし闇雲に6体選ぶのではなく、初手性能・スイープ性能・それぞれの役割を考慮してバランスよく組んでいく必要があります。
初手性能:技範囲が広く、多くの相手に対して役割を遂行でき、なおかつ行動保証のある性能のこと
スイープ性能:HPの削れた相手に対して、高いすばやさや先制技で倒していける性能のこと
対面構築においては、パーティ全体の攻めの相性補完も重要です。
どのポケモンを選出しても特定のポケモンへの打点が薄い場合は、その時点で負けたと同然となります。
ポケモンHOMEやバトルデータベース様を参考にして、環境で流行っているポケモン達への攻め方への答えを自分なりに見つけておきましょう!
ポケモンSVシングルS3に46位を記録している対面構築がありますので、リンクを共有しておきます。
選出方法や立ち回り方まで記載いただいておりますので、大変参考になります。
参考リンク主 : D+ペンギン(@Dpengin_cd)様
対面構築にオススメのポケモン
対面構築におけるテンプレともいえるポケモン達を紹介しておきます。
努力値振りや役割などを記載していますので参考にしてください。
キノガッサ@きあいのタスキ
- 性格:いじっぱり
- 努力値:AS252 B4
- 特性:テクニシャン(夢特性)
- 技:タネマシンガン・マッハパンチ・キノコのほうし・じならしorがんせきふうじ
- テラスタイプ:ほのお・くさ・いわ
- 持ち物:きあいのタスキ
対面構築といえばこのポケモン(その1)
初手に出して相手のポケモンを1体持っていくことが得意です。
きあいのタスキで攻撃を耐えながらキノコのほうしで相手を眠らせて突破します。
キノガッサよりもすばやさが低いポケモンを、眠らされていじめることができます。
※キノコのほうしは進化前(キノココ)でしか覚えられないので要注意
先制技のマッハパンチも覚えるためスイーパーとしても優秀であり、HP1の状態でも最低限の仕事ができます。
選択技のじならしorがんせきふうじは好みで変更可能です。
初手に呼びやすいサーフゴーとの対面で抜群が取れるじならしのほうがオススメです。
スカーフを持っているサーフゴーにはじならしをしても先手をとれないので注意が必要です。
対策
- 初手はキノガッサより速いポケモンを置く
- キノコのほうしを無効化できる準備をしておく
- 連続技でタスキを貫通する
- ステロや砂ダメできあいのタスキを無効化する
- サイクルを回しながら削り、きあいのタスキを無効化する
ミミッキュ@いのちのたま
- 性格:いじっぱりorようき
- 努力値:AS252 H4
- 特性:ばけのかわ
- 技:じゃれつく・シャドークロー・かげうち・つるぎのまい
- テラスタイプ:フェアリー・ゴースト
- 持ち物:いのちのたま
対面構築といえばこのポケモン(その2)
スイーパーとしての運用が非常に優秀です。
ばけのかわであらゆる攻撃を1度耐えながらつるぎのまいでこうげきを高めます。
ミミッキュよりも遅いポケモンにはじゃれつくorシャドークロー、速いポケモンには先制技のかげうちを繰り出します。
フェアリーとゴーストの技範囲が非常に広いので、多くのポケモンに対して高火力を押し付けることができます。
これ以上語ることがないくらい、完成されているポケモンです。
対策
- つるぎのまいのA上昇を無効化できる特性てんねんで受け流す
- 優秀なぼうぎょ種族値でこうげきを耐える
- 連続技でばけのかわを貫通する
- サイクルを回し、ばけのかわをはがしておく
マスカーニャ@こだわりハチマキorきあいのタスキ
- 性格:いじっぱりorようき
- 努力値:AS252 D4
- 特性:へんげんじざい(夢特性)orしんりょく
- 技:トリックフラワー・はたきおとす・ふいうちorじゃれつくorとんぼがえりorけたぐり
- テラスタイプ:くさ・あく
- 持ち物:こだわりハチマキorきあいのタスキ
典型的な対面型新ポケモン
こだわりハチマキを使う場合は、特性へんげんじざい
きあいのタスキを使う場合は、特性しんりょく
へんげんじざいで1度目に使った技をタイプ一致の高火力で放つことができる。
さらに専用技のトリックフラワーは必中でかつ急所に当たる技なので、相手の能力上昇も無視する優秀な技。
先制技であるふいうちをタイプ一致の高火力から打てる点も高評価
こだわりスカーフで使われることも多く、その場合の特性はへんげんじざいである。
いずれの持ち物を持たせていても対面的な動き方ができる。
対策
- 連続技でタスキを貫通する
- ステロや砂ダメできあいのタスキを無効化する
- サイクルを回しながら削り、きあいのタスキを無効化する
- 優秀なぼうぎょ種族値でこうげきを耐える
カイリュー@こだわりハチマキorいかさまダイス
- 性格:いじっぱりorようき
- 努力値:AS252 H4
- 特性:マルチスケイル(夢特性)
- 技:げきりんorスケイルショット・じしん・しんそく・ほのおのパンチorテラバースト
- テラスタイプ:ノーマルorフェアリー
- 持ち物:こだわりハチマキorいかさまダイス
なんでもできる初代ドラゴン
対面構築以外のあらゆる構築に採用される器用さがある。
マルチスケイルによってあらゆる攻撃を1度耐えることができる。
タイプ一致の高火力技であるげきりん・スケイルショット、優秀な範囲をもっているじしん、優先度+2のしんそく など優秀な技がそろっている。
特にノーマルテラス後のしんそくはスイープ性能に優れており、多くのポケモンに対して有効である。
相手目線では型が豊富すぎるので、ケアすることが難しい点もかなり優秀である。
対策
- 連続技でマルチスケイルを貫通する
- ステロや砂ダメでマルチスケイルを無効化する
- サイクルを回しながら削り、マルチスケイルを無効化する
- 優秀なぼうぎょ種族値でこうげきを耐える
セグレイブ@とつげきチョッキ
- 性格:いじっぱりorようき
- 努力値:AS252 H4
- 特性:ねつこうかん
- 技:きょけんとつげき・つららばり・こおりのつぶて・じしんorテラバースト
- テラスタイプ:じめん・こおり・でんき
- 持ち物:とつげきチョッキ
広いな技範囲と優秀な耐久力を持つポケモン
タイプが弱いが、テラスタルすることで克服することができる。
こおり+じめんの技範囲が非常に広い上に、無効化されない先制技であるこおりのつぶてをタイプ一致で打てる。
初手性能もスイープ性能も高いので、選出して腐ることが少ない優れた性能を持っている。
つららばりが3回以上当たれば高打点となり、みがわり・タスキを貫通できる点が強い。
Sが負けている場合、きょけんとつげき+こおりのつぶてで実質デメリットなしの高火力ドラゴン技を押し付けることができる。
対策
- ステロが弱点タイプなので、大きく削れる
- 優秀なぼうぎょ種族値でこうげきを耐える
- テラスタルを強制させて、テラス後の弱点をついていく
対面性能が高いポケモン
- 1度は耐えて火力の出せるポケモン: etc…
- すばやさの高いポケモン:・ etc…
- 先制技を高火力で出せるポケモン:・ etc…
- わざ範囲の広いポケモン:・ etc…
画像引用:https://zukan.pokemon.co.jp/
対面性能を上げる持ち物
- 火力を上げる(崩し性能を上げる):こだわりハチマキ・こだわりメガネ・いのちのたま etc…
- 耐久力を上げる:きあいのタスキ・とつげきチョッキ etc…
- すばやさを上げる:こだわりスカーフ
どんな人にオススメか|初心者にもオススメ
対面構築は「あまり多くを考えずに勝ちたい人」にオススメです。
コンセプト通りに「目の前の相手を高火力で殴る」ことができていれば勝ちにつながるのが対面構築といえます。
たしかに選出時はむずかしく考えることも多くなります。
しかし、いざ対戦中の思考回数(交代読みなど)は最小限といえる量といえるでしょう。
対面構築は「まだ対戦回数の重ねられていない初心者」にもオススメできる構築だといえます!
対面構築の対策|高耐久で受け回す
対面構築の対策としては「相手の有利対面を作らない」ことが重要です。
つまり常にこちらが有利対面を作れば、対面構築は非常に動きづらくなります。
構築は3すくみの関係になっていることをこちらのページで紹介しました。
サイクル構築は対面構築に強いとされている構築です。
これらのような受けることのできる構築であれば、対面構築のパワーを受け流すことが可能です。
ただし火力UPアイテムや積み技による崩し性能には要注意です。
交代技(とんぼがえり・ボルトチェンジ など)や変化技(あくび・ふきとばし など)による対面操作をおこなうことも有効です。
トンボルチェンのような交代技はサイクル構築でも多用されます。
一部の変化技は相手を半強制的に交代させることで有利対面を崩していくことができます。
例.)カバルドンのあくびやふきとばし、サケブシッポのほろびのうたなど
相手にテンポをとらせず立ち回っていくことが重要となります。
まとめ
対面構築について組み方や対策方法についてまとめました。
- 1vs1のタイマンに強い構築
- 対面性能の高い行動保証のあるポケモンを採用する
- 目の前の敵に高い打点となる技を選択するだけなので初心者にもオススメ
- サイクルを回して相手の有利対面を作らないことで対策できる
対面構築は努力値の配分も比較的簡単で、なおかつ強さがわかりやすいポケモンを使います。
使っていて強さや弱さのわかりやすい構築なので、初心者が対戦になれるのにもオススメできます。
もしどんなパーティを作ればいいのか迷っているのであれば、対面構築を使ってみてはいかがでしょうか?
本サイトでは、このページのようなポケモン対戦初心者向けのコンテンツを扱っています。
他にも困っていることなどがありましたら、本サイトの別のページにも目を通してみてください!
それではまた別のページで会いましょう!
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