おはこんハロチャオー! あまたです。
このページでは、
構築解説:展開構築 編
と題して解説していきます。
組み方から、どんな人にオススメか、相手にするときの対策などについて徹底解説します。
展開構築はこれからポケモンバトルの経験を積みたいような初心者さんにオススメの構築です。
ただし1から構築を組もうとしたときはとっても難しく初心者向けとは言えません。
展開構築は構築作成段階からバトル時の行動をほとんど決めています。
つまり対戦時のシミュレーションを十分に行えるだけの経験が必要になります。
ですから、初心者さんはすでに完成された展開構築を使ってバトルを始めるのがGOODです!
~オススメの構築記事(完成済みの構築)~
- クエスパトラ軸 Raito@raito_ssb様(S1と古めですがとっても参考になる記事です)
- クエスアマガ ひだかドラピオン/ばべっ@Bavelpoke様
- 対面展開コノヨザル さいだー様
- ※動画※フロルカイリュー軸 くろこ@shar_poke様
展開構築とは?|場を整えてエースを活躍させる
展開構築は、変化技などで自身の盤面を整えてエースが活躍できるようにしていく構築です。
どちらかというと「攻め」寄りな構築です。
「起点作成」ができるポケモンが採用されます。
~起点作成要員~
●裏のポケモンが活躍できる場を整える役割をもったポケモンのこと
画像引用:https://zukan.pokemon.co.jp/
※ステルスロック・あくび・リフレクター・積み技・天候・バトンタッチ・トリックルームなど
基本的には1,2体がサポート、1体がエースとして動いて相手を倒していきます。
エースとなるポケモンは、高い攻撃性能or広い技範囲orその両方をもっているポケモンが採用されます。
強み|プレイングが簡単で強い
- プレイングが簡単(初心者向け)
- はまれば一瞬で勝ちにつながる
プレイングが簡単(初心者向け)
展開構築は「起点を作る→エースで倒す」という流れが決められています。
構築全体でやることが決められているのでプレイングが簡単です。
自分のしたいことを一方的に押し付けることで勝ちを狙いにいくので、相手にあまり左右されないプレイができる点が初心者向きだといえます。
例1)オーロンゲで壁を貼ってコノヨザルで全抜きを狙う
例2)ペリッパーで雨を降らせてイルカマン・イダイトウが超火力を打ちまくる
はまれば一瞬で勝ちにつながる
自分のやりたいことを押し付けることで勝ちを狙いに行く展開構築。
相手がこちらのやりたいことに対応できなければ、一瞬で勝ちにつながります。
はまればほんの4~5ターンで勝てたりすることが展開構築の良い点です。
弱み|対策されていると弱い
- 構築作成がむずかしい
- 対策されていると何もできない
- 数的不利をとりやすい
構築作成がむずかしい
構築作成の段階から強いと思える動きを用意する必要があります。
また、想定通りの動きを実際のバトルでできるかどうかも想像する必要があります。
実際にランクバトルで実践していくことで洗練していくか、脳内で完璧なシミュレーションを重ねることで構築の完成度が上がっていきます。
また、対戦環境を知っておかなければ強い構築を組むことができません。
勝てる構築にするまでは時間がかかってしまいます。
対策されていると何もできない
基本的にやることが決められているのが展開構築です。
相手に対策されていた場合、何もできずに負けてしまうときがあります。
特にエースポケモンがやられてしまった場合は、他のサポート要員だけではまともに戦えないことが多いです。
パーティ単位で型バレしやすいという側面もあるので、割り切る必要があります。
数的不利をとりやすい
展開構築はほとんどの場合で数的不利をとりやすいです。
展開構築では初手のポケモンで場を整えていきます。
その結果、初手のポケモンは2,3ターンで倒されてしまうことがほとんどです。
この時点で「2vs3」でバトルをしていくことになるので、数的不利の状態でバトルが進みます。
時間切れになるようなバトルとなった場合、数的不利はTODにおいて不利をとります。
起点作成要員が場を整える動きが強い反面、数的不利というデメリットを背負うことも頭に入れておきましょう。
展開構築の組み方
展開構築といっても種類が多すぎるので具体的な組み方の説明は難しいです。
しかし、ある程度の型はあるのでざっくりと解説していきます。
- 何をしたいのかを決める
- 例)トリックルームを使いたい、ステルスロックを撒きたい、壁を貼りたい など
- 起点作成要員(1体目)を決める
- エース(2体目)を決める
- 3&4体目を決める
- エース’
- エースが止められるorエースが苦手なポケモンに強いポケモンを選ぶ
- スイーパー(行動保証のあるポケモン)
- エースが倒しきれなかった削れたポケモンを倒せる速いポケモンを選ぶ
- エース’
- 5&6体目を決める(補完枠)
- 1~4体目では対応できない環境に多いポケモンに勝てるポケモン
大抵の展開構築については上記の型に当てはめることができると思います。
エースは積みアタッカーであることが多いと思いますので、エース’はこだわり系で火力を上げておけばてんねん勢に強く出られます。
補完枠の決定が意外と悩むところですが、最初は攻め補完受け補完を1体ずつ入れてみましょう。
対戦中に「こういう場合に勝ててない…」と感じた際に変更していけばそれでOKです。
逆に補完枠のポケモンが弱いせいで構築が弱いと勘違いしないように気を付けてください。
あくまで補完枠なので1~4体目までの並びで勝率が高いのであればかなりいい線いっています!!
展開構築にオススメのポケモン
起点作成要員として強いポケモンを紹介します。
以下のポケモン以外にも強い起点作成要員は多くいますので、あなたに合ったポケモンを見つけてくださいね。
クエスパトラ@たべのこし
- 性格:ずぶとい(B↑A↓)
- 努力値:HB252 S4
- 特性:かそく
- 技:アシストパワー・バトンタッチ・めいそう・はねやすめ
- テラスタイプ:ほのお
- 持ち物:たべのこし
特性が強すぎるポケモンその1
加速バトンでエースを強化するポケモンです。
エースが倒された後、自身もスイーパーになれる点がかなり優秀です。
環境のクエスパトラの型が多く開拓されているため、対応されにくい点においても優秀です。
はねやすめをリフレクターにしている型も多く、構築に合わせて変更して使えます。
キラフロル@きあいのタスキ
- 性格:おくびょう(S↑A↓)
- 努力値:CS252 H4
- 特性:どくげしょう
- 技:パワージェム・マッドショット・キラースピン・ステルスロック
- テラスタイプ:くさ
- 持ち物:きあいのタスキ
特性が強すぎるポケモンその2
初手でステルスロックを撒きながら、物理攻撃を受けてどくびしを撒くポケモンです。
キラースピンで相手に毒を入れながらステルスロックやバインドを解除することもできます。
特性とキラースピンが高性能すぎて、こいつだけ技を6つ使っています(笑)
初手でステロかマッドショットでテンポをとっていきます。
後続で強制交換技やあくび打っていると相手は死んでいきます。
カバルドンのような耐久力や汎用性はありませんが、相性の良い相棒がいれば輝くポケモンです。
コノヨザル@きあいのタスキ
- 性格:ようき(S↑C↓)
- 努力値:H252 A4 B92 D4 S156(調整元いろっちゃんねる:https://www.youtube.com/watch?v=sVC-VkpNadg)
- 特性:まけんきorやるき
- 技:ふんどのこぶし・じならし・ステルスロック・ドレインパンチorいのちがけ
- テラスタイプ:はがね
- 持ち物:きあいのタスキ
S4の序盤に流行った起点作成&アタッカー両刀コノヨザルです。
初手でステルスロック、いのちがけ、じならしのどれかを打っているだけでテンポをとれます。
HPが多く残っている状態で受けポケモンとの対面を作ると、いのちがけで崩しも行えます。
怒り狂った姿のくせに器用で繊細な動きができるとても優秀な先発適正を持っています。
起点作成としては、でんきだまなげつけるをするナゲツケザル(偽)も強力です。
オーロンゲ@ひかりのねんど
- 性格:わんぱく(B↑C↓)
- 努力値:H244 B252 D12
- 特性:いたずらごころ
- 技:リフレクター・ひかりのかべ・イカサマorソウルクラッシュorかみくだく・ちょうはつorすてゼリフ
- テラスタイプ:あく
- 持ち物:ひかりのねんど
壁貼り職人
9世代からすてゼリフという強力な交代技をもらいました。
初手でいたずらごころによる先制壁を貼って守りを強固にしていきます。
すてゼリフやソウルクラッシュで相手の能力を下げれるので、起点作成要員としてほしいものをたくさん持っています。
これ以上言うことがないくらい完成された壁貼り要員です。
コータス@だっしゅつパック
- 性格:のんき(B↑S↓)
- 努力値:H252 B108 D148
- 特性:ひでり
- 技:オーバーヒート・ソーラービーム・ステルスロック・あくび
- テラスタイプ:ほのお
- 持ち物:だっしゅつパック
晴れパの要
こだいかっせいの登場により雨パよりも需要がやや高いです。
脱出パック晴れオーバーヒートで超火力疑似ボルチェンができるのが強く、晴れターンを無駄なくエースに残すことができます。
ハバタクカミの技の追加効果で勝手にだっしゅつパックが発動するなどの事故が起きてしまうので注意が必要です。
もし使うなら雑に切らずにクッションとして残し、数回晴れを展開できれば強いです。
オススメの構築記事(完成済みの構築)
- クエスパトラ軸 Raito@raito_ssb様(S1と古めですがとっても参考になる記事です)
- クエスアマガ ひだかドラピオン/ばべっ@Bavelpoke様
- 対面展開コノヨザル さいだー様
- ※動画※フロルカイリュー軸 くろこ@shar_poke様
どんな人にオススメか|初心者&パズルのような対戦をしたい人向け
展開構築はやりたいことを押し付けていく戦い方をします。
よって、特に深く考えなくてもいい点で初心者さんにもオススメできます。
また、構築作成段階では自分のやりたいことを作っていきます。
どうすれば成り立つのか、試したけど上手くいかない、改良してみる、再度試してみる・・・
PDCAサイクルのようにトライ&エラーを繰り返して構築全体の歯車を合わせていきます。
緻密な準備と噛み合ったときの嬉しさなど、他の構築にはない面白みがあります。
初心者さん以外にもパズルのような面白さ・達成感がほしい方にもオススメできる構築です。
展開構築の対策|流行りの展開を把握する
展開構築の対策として2種類あげます。
- 相手のエースを止める
- 流行りの起点作成を把握して対策しておく
2.に関しては、ご自身のプレイ時期によって大きく変化します。
展開構築において最も悪い状況が「相手の戦法を知らない」ことです。
逆に「相手の戦法を知っているだけ」で抗えます。
ですので、このページでは「流行りの見つけ方」を紹介していくこととします!
相手のエースを止める
展開構築を相手にした場合は、行動保証のあるポケモンで相手のエースを倒しましょう!
展開構築における攻めの要であるエース。
こいつさえ止めてしまえば展開構築は怖くありません。
エースポケモンの特徴としては、高火力でこちらのポケモンを1,2発で倒しにきます。
であればこちらも行動保証のあるポケモンで相手のエースを1,2発で倒しにいきましょう。
※高耐久の例は後述しています。
行動保証のあるポケモンで相手のエースを倒す…
つまり、1vs1のタイマンを制する動きをします。
対面的な処理をする訳ですから、対面構築の似た戦い方となります。
対面構築が展開構築に強いとされているのは、エースポケモンを対面で処理することができるからです。
構築の相性については、以下のページで紹介しています。
良ければチェックしてみてください。
行動保証の例
著名な行動保証の例をあげていきます。
行動保証は「2回ないしは1回以上は動くことができること」を指しています。
この条件を満たすのは以下のような場合です。
- 1回は耐える
- 先制技を使える
- 速い
以下ではこれらの例をあげていきます。
かなりピンポイントな例もありますが、それだけ優秀だからです。
ばけのかわ
ミミッキュの特性です。
相手の技を1度だけダメージ0で受けることができます(その後最大HPの1/8のダメージを受ける)。
つまり1回以上行動できる=行動保証があるということです。
さらにミミッキュは先制技も持っていますし、Sも平均以上程度の速さです。
対面で最低限以上の行動ができる強力なポケモンとして覚えておきましょう。
登場以来3世代にわたって対戦環境に居続けているのも納得です。
きあいのタスキ
HPが満タンのときHPが0になるこうげきを受けてもHPが1残ります。
つまり1回以上の行動が約束されているので行動保証があるとうわけです。
いろいろなポケモンがこの持ち物を持つことで行動保証を得ることができます。
相性が良いのは、低耐久の速いポケモンor低耐久の先制技持ちです。
このようなポケモンであれば、2回は行動できる可能性が高まります。
高耐久
相手のあらゆる攻撃を1,2回耐えることのできる高耐久。
つまり行動回数が増えるので行動保証があります。
耐久があっても火力がなければ相手のポケモンを倒すことができません。
高耐久+高火力が理想ともいえます。
もし起点作成をするのであれば、高耐久+変化技で強力な行動保証のあるポケモンだといえます。
先制技
安定して相手の上から殴ることができます。
1回以上の行動ができるので行動保証があります。
「しんそく」に関しては「優先度+2」なのでさらに安定します
高いすばやさ
先制技ほどではないですが、相手の上から殴ることのできるオーソドックスな方法です。
パルデアではS142ドラパルト>S136テツノツツミ>S135ハバタクカミ・パオジアンが環境TOPのすばやさです。
ドラパルト・パオジアンについては、ふいうちとこおりのつぶてといった先制技も覚えます。
流行りの見つけ方
展開構築を対策する上での流行りの見つけ方は地道です。
2つの方法を紹介しますが、いずれも「場数をふやす」という意味では共通しています。
時短になるような裏技はないですが、2つ目の方法であれば多少は時短となっています。
対戦をする
実際に対戦をして経験を積むのがもっとも手っ取り早く対策できます。
「ただ負けただけ」「なぜか勝てた」では何の意味もないので意識すべき点をまとめました。
- 起点作成などでやられて嫌だった行動をメモしておく
- ステロあくびに対応できなかった など
- まったく対応できなかった相手の行動をメモしておく
- 壁展開の高耐久相手に何もできなかった など
なぜか勝てた→ 勝てた理由を言語化する- 運勝ちであれば対策必須
- 順当勝ちなら次回も同じ動きで問題無し
実戦するに上回る対策立案はありません。
流行りにもいち早く気付くことができるのでもっともオススメの方法です。
社会人や学生さんなどの時間がない方は、2つ目の方法のほうが取り組みやすいです。
Youtubeなど実況動画や生放送を利用する
Youtubeで上がっている実況動画や生放送でも対戦環境を覗き見ることができます。
実況者が使用して場合もありますし、対戦相手が使っている場合もあります。
よりオススメなのは生放送です。
動画の場合は良かった対戦しかピックアップされないので片寄りができてしまいます。
生の情報が欲しいところなので、生放送やアーカイブを見るようにしましょう。
また、対戦環境の把握や勉強素材としてもYoutubeの生放送は優秀です。
自分であればどのように立ち回るかを考えながら見るとより成長につながります。
まとめ
展開構築について解説していきました。
- 場を整えてエースを活躍させる構築
- プレイングが簡単
- 対策されていると弱い
- 起点作成+エース+エース’+スイーパー+補完で組む
- パズルのような対戦ができる
- 対策はエースを止めること
展開構築は構築作成がむずかしい反面、やりたいことが決まったときの達成感が気持ちいい構築です。
毎試合やることが同じになりやすいので飽きやすさもありますが、イージーウィンも狙いやすい魅力があります。
もし展開構築に興味があればこのページや構築記事なども参考にしながら、あなた好みの構築を組んでみてください!
本サイトでは、このページのようなポケモン対戦初心者向けのコンテンツを扱っています。
他にも困っていることなどがありましたら、本サイトの別のページにも目を通してみてください!
それではまた別のページで会いましょう!
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